日本の立志会、中国留学生向けBBQ大会を開催し、民間交流を推進

参加者の記念写真。石小寧撮影

 

1016日に発行された「日本僑報電子週刊」第1103号によると、日本のNPO団体中国留学生交流支援立志会は、1013日、東京新木場公園において、2013年度のBBQ交流会を開催した。秋空の下、中国駐日本大使館教育処譚永東一等書記官、宮本雄二元日本国駐中国大使などゲストも含め、約50人が参加し、BBQ、ゲーム、合唱などを行ない、交流を深めた。

 

立志会の五十嵐貞一理事長は、「中国留学生が日本での生活を豊かにし、日本の多くの友人と交流する機会を設けるため毎年BBQ交流会を開催しているが、日中両国の若者たちが、一緒に協力して交流を楽しみ、良き友人となり、両国が直面する将来の多くの課題解決の為に貢献してほしい」と述べた。

 

譚永東中国駐日本大使館教育処一等書記官は、「本日は若者の参加が多いが、中日両国の青少年が協力・努力して、各々の夢を実現し中日交流を推進してほしい」と祝辞を送った。宮本雄二元日本国駐中国大使は、夫人とともに参加し、当面の日中関係について述べつつ、「現在日中関係は困難な局面にあるが、これは目先のことであって、日中両国は必ず友好の未来を迎えることができる筈であり、日本に留学する留学生達と日本人達が友好を深め、日中民間交流を推進し、相互理解を深めるため貢献することが大切である」と述べた。

 

今回のBBQ交流会に参加した東京大学、埼玉大学等の留学生達は、「立志会がこのようなBBQ交流会を開催したことに感謝し、折角の日本留学の機会なので、積極的に日本の友人と交流し、中日友好のため、できる限りの貢献をしたい」と述べていた。

 

立志会は、2005年に、中国留学生増加の背景のもと、中国留学生が安心して学習・生活できるよう交流と支援を行ない、優秀な日中交流人材を育成することを目指して設立されたNPO団体である。

 

宮本元大使と交流する中国人留学生たち。石小寧撮影

 

五十嵐理事長の挨拶。段躍中撮影

 

グループごとにBBQを楽しむ日中参加者たち。段躍中撮影