宮本雄二元大使 中国人の日本語作文コンクールに応援メッセージ

宮本元大使と段躍中氏。岩楯嘉之撮影

 

516日、宮本雄二元在中国日本国特命全権大使が中国人の日本語作文コンクールを主催している日本僑報社の所在地である東京・池袋を訪れ、日本僑報社編集長兼日中交流研究所長の段躍中氏と会見し、第9回コンクールの進展等に関する報告を受けた後、「感動你我,給力日中」という応援メッセージを揮毫した。

段躍中氏は冒頭、宮本氏の大使在任中における、本コンクールへの多大なる支持に感謝の意を表し、また、昨年より同コンクール顧問への就任を快諾いただいたことに改めてお礼を述べた。

今月末応募締切の第9回中国人の日本語作文コンクールは、「感動」をテーマに原稿を募集している。宮本大使はこのテーマを高く評価し、多くの学生に参加してもらい、人々を感動させるような投稿を期待し、さらには、日中関係改善に貢献するという意味を込めたメッセージ「感動你我,給力日中」を色紙に力強く書いた。

宮本氏の協力により、本コンクールは2008年から「日本大使賞」を設定。宮本氏は過去2回、日本大使館にて受賞学生への授与式を行えるよう取り計らうなど、コンクール開催を強く支援してきた。また、段躍中氏が行っている交流活動にも強い関心を示しており、中でも、日本で「漢語角」(中国語コーナー)と中国で「日語角」(日本語コーナー)を普及させる活動を評価し、「中国で日語角を広めようという考えは大変素晴らしく、多くの人がより協力することを期待したい」と述べた。

中国人の日本語作文コンクールを更に充実させるため、日本僑報社は昨年第8回から宮本氏に正式な「コンクール顧問」への就任を依頼。宮本氏はそれを承諾し、多くの日本語作文コンクール参加者が努力を続け、日中友好の懸け橋となる人材になっていくことを希望していると述べた。

岩楯嘉之NPO日中交流支援機構事務局長らも今回の会見に同席した。

宮本元大使と題字。岩楯嘉之撮影