嘉田由紀子滋賀県知事 一層地方交流を推進する

嘉田知事に湖南省関連書籍を贈呈する段躍中氏。日本僑報社提供

 

日本未来の党(阿部知子代表)主催の第4回政策フォーラムが46日東京で開催された。今回の講師は嘉田由紀子滋賀県知事、「住民自治と地方分権の未来像――『日本病』の治療は地域から」をテーマに約2時間の講演と対談、質疑応答が行われた。

滋賀県は湖南省と友好関係を結んでことしで30周年。講演会に参加した段躍中日本湖南人会会長は、質疑タイムに「いま日中関係が厳しい中、地方交流をどのように推進していくべきか」と知事に質問した。

嘉田知事は湖南省との交流を振り返って次のように述べた。「30年前に湖の研究者として初めて湖南に行ったことがある。その年は滋賀県と湖南省の友好姉妹関係が締結された年であり、その後滋賀県と湖南省の交流が続けられている。特に滋賀県にあるスーパー平和堂は湖南省に進出し、いまでは湖南省で四店舗を持つようになった。国と国との関係は厳しいが、地方と地方の交流は、一層推進して行くべきだ」。

嘉田知事は5月に湖南省を訪問し、滋賀県との友好関係30周年に関する記念行事に参加し、平和堂なども視察する予定。段躍中氏との会談の中で湖南省の指導者達との交流に関する思い出も話してくれた。

4年前、日本湖南人会が発足したとき、嘉田知事から祝電を頂いた。そのお礼として段躍中氏は日本僑報社の書籍『湖南省と日本の交流素描』、『日本湖南人会成立三周年活動報告』と『湖南商人』を知事に贈呈した。

 

嘉田知事と阿部代表ら。段躍中撮影