東京漢語角の仲間 日本語講師として武漢へ

佐久間君(右)に書籍を贈呈する岩楯氏。日本僑報社提供

 

2月24日、日本僑報社が創設した東京漢語角(中国語コーナー)は、第278回目の交流会を開催し、漢語角仲間の佐久間貴史君(麗澤大学卒)が日本語講師として武漢外語外事職業学院へ赴任することが報告された。

漢語角常連の岩楯嘉之・NPO日中交流支援機構事務局長は、佐久間君は大学で中国語を学習する傍ら日曜日には東京漢語角に参加し優秀な日本人青年。また、東京都港区で毎年行われる障がい者施設の子供たちと、ボランティアが協力して開催するイベントに留学生の仲間たちと参加し、会場係として活躍した。

24日の漢語角には出発前日の忙しい中にもかかわらず交流会に参加し、佐久間君は漢語角の仲間たちにしばしの別れの挨拶をするとともに、日本語講師として赴く武漢での抱負を述べ、日本人と中国人の仲間たちとの交流や中国語の研さんに励んでいた。

漢語角を主宰する日本僑報社段躍中編集長は佐久間君の日本語講師就任を祝って、知人である武漢市人民政府外事弁の王麗婭氏への紹介状と日本僑報社発刊の書籍を贈り、本年5月募集を開始する「第9回中国人の日本語作文コンクール」への教え子たち全員の参加と武漢での日語角(日本語コーナー)の設立を依頼し、励ましの言葉と今後の支援を伝えた。

奇しくも昨年行われた「第8回中国人の日本語作文コンクール」最優秀賞(日本大使賞)受賞者の李欣晨さんは武漢の湖北大学生で、二人が力を合わせ日語角を設立し、日中交流、相互理解を進めていくことは、将来の両国関係にとって大いに貢献するものと期待される。