日本語作文コンクール受賞者 歴代総理を訪問

福田康夫元首相と李欣晨さん。段躍中撮影

 

鳩山由紀夫元首相と李欣晨さんらの記念写真。日本僑報社提供

 

 

124日、東京滞在中の第8回中国人の日本語作文コンクール最優秀賞(日本大使賞)受賞者の李欣晨さんは、福田康夫と鳩山由紀夫両元総理を訪問した。

昨年1214日、在中国日本国大使館において行われた日本僑報社日中交流研究所が主催し、株式会社ドン・キホーテ、安田奨学財団、朝日新聞社が協賛する「中国人の日本語作文コンクール」第8回日本大使賞受賞者李欣晨さん(湖北大学4年生)は、副賞の日本一週間訪問として今月20日から26日までの間東京に滞在し関係各所への挨拶や観光を楽しむ中、24日福田康夫元総理、鳩山由紀夫元総理を受賞のお礼に訪問した。

両元総理は訪問を歓迎するとともに贈呈された作品集の受賞作「幸せの現在」に目を通し、その日本語能力の高さと、若くして体験した戦争で負傷した祖父の言葉「今の生活を大切にすべきだ」の中にある友愛の精神に感動し、特に今だからこそ必要な日中両国の若者たちの交流の大切さを述べ、李さんの将来にエールを送った。

そのうえ両元総理は、作文コンクール事業に対しその努力をねぎらい、作文コンクールがますます発展することを願って、福田元総理は「日中の相互理解が日本語作文コンクールの隆盛を通してさらに躍進していくことを期待しています」の言葉を、鳩山元総理は「日中友愛 共創未来」の言葉を揮毫し特別顧問を引き受けて下さった。

両元総理への表敬訪問のほか、日本語作文コンクール顧問でもある宮本雄二元在中国大使、昨年12月に帰国したばかり丹羽宇一郎前大使を訪問し、両大使から多くの励ましの言葉が贈られた。

主催者代表として、日中交流研究所長段躍中氏、日本僑報社社長張景子氏、NPO日中交流支援機構事務局長岩楯嘉之氏が、受賞者と一緒に両元総理と両大使への表敬訪問を参加し、一層努力して第9回中国人の日本語作文コンクールをもっと成功させたいとの決意を述べた。