中国名著『岳村政治』日本語版出版発表会が北京で開催

于建�ｴ氏が発刊式にて。日本僑報社提供

中国の著名学者である于建嵘教授の日本語版著書第一弾となる『移行期における中国郷村政治構造の変遷―岳村政治』発表式が、4月13日北京で行われた。主催者の日本僑報社編集長兼日本湖南人会会長の段躍中氏は東京より赴き、以下のように述べた。『岳村政治』が学術性と深い思想性を併せ持った著作として、今回の発行を機に中日学術交流が促進されることを期待している。

中国社会科学院研究員で、教授の于建嵘博士は発表式で下記のように述べた。数世紀にわたる農村地域の政治関係、権力体系、政治制御、政治参与と政治文化の遍歴課程を客観的に描き出し、分析することで、政治社会学と政治人類学の観点から、移行期における中国農村政治の発展過程と特性を分析している。

慶応大学の寺山道雄教授監修、同じく慶応大の学者である徐一睿博士が翻訳を行った。3月30日東京で出版後、本書は直ちに日本読者より注目を集めた。北京での発表式では日本共同社、時事社、朝日新聞、毎日新聞、産経新聞、東京新聞等の記者達も参加し、『岳村政治』の内容に関する討論や于建嵘教授との交流が行われた。

湖南省出身の学者である于建嵘教授の日本語版著作発表の祝賀に、北京湖南商会副会長の伍继延氏も駆けつけ、湖南文化や湖南人と日本人の性格特徴などを記者達に紹介した。