日中交流支援機構と深圳市中日経済文化交流促進会 友好関係締結

田尻和宏広州総領事(中)を囲んだ段躍中氏(右3)、張志東氏(右2)等の記念写真

 

16日午後、中国深センを訪問した日本僑報社編集長で、2年前にNPO法人日中交流支援機構を設立し、理事長を務める段躍中氏は、深セン市の中日経済文化交流促進会の関係者と会い、懇談。協議の結果、中日経済文化交流促進会と日中交流支援機構の両組織が、即日、友好関係団体となることを決めた。

深セン市中日経済文化交流促進会の常務理事であり、雑誌《クロスロード》編集主幹の張志東氏によると、同会は、深セン市政府が1996年に認可した国際交流機関で、活動目的は深せん特区の知名度と有利性を発揮して、経済貿易、科学技術、教育文化など各方面の交流と協力を通じて、深センと日本の関係を深めている。発刊している《クロスロード》は華南地域の初めての月刊二カ国語雑誌で、中国駐在の日本企業にとっては、中日の経済、文化情報を得る重要なメディアになっている。

一方、1996年に日本僑報社を設立した段躍中氏は、出版事業の傍ら、日本で日中交流活動に積極的に取り組み、とくに星期日漢語角(日曜中国語コーナー)、日中翻訳学院、日本語作文コンクール、日本湖南省友の会、日本湖南人会を運営。広範囲に中日両国の友好、交流を進めている情況を説明した。2010年、段躍中氏が理事長となり、日本内閣府の認可を得たNPO法人日中交流支援機構は、日中交流活動を進めるうえで、良いプラットフォームになっている。

協議の結果、今年から、深セン市中日経済文化交流促進会は段躍中氏が運営し、第8回を数える中国人日本語作文コンクールを後援し、宣伝広報面で積極的に協力することで合意。同時に《クロスロード》雑誌は関連コラムを設け、コンクールを紹介することも決定した。

海外訪問中だった中日経済文化交流促進会事務局長の黄旭氏は、わざわざ国際電話を掛けて来て、段躍中氏の深セン訪問に歓迎の意を表わし、中日国交正常化40周年をきっかけに、共に努力して中日国民友好交流を発展させていくことを表明した。