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日本人学者 中日公共外交研究賞受賞作品を評価
『中国の対日宣伝と国家イメージ』表紙 この度日本僑報社は、中日間の交流促進をテーマとする優れた研究活動を顕彰するため「公共外交研究賞」を創設した。第一回の受賞作品には、察哈尓(チャハル)学会研究員で早稲田大学政治学博士趙新利氏の『中国の対日宣伝と国家イメージ――対外伝播から公共外交へ』が選定された。受賞作品は4月中旬から日本で発売されている。 公共外交(Public
diplomacy)について日本僑報社の段躍中編集長は、「我々はこれまで200余りの中日交流に関する著作を世に送り出してきた。中日間の公共外交活動にも大いに注目している。近年中国では公共外交が重要課題として位置づけられ、関連研究も飛躍的な進歩を遂げている。今年の両会(全国人民代表大会と中国人民政治協商会議)では、賈慶林主席や第十一回四次会議のスポークスマン趙啓正氏などが盛んに公共外交の重要性に言及しており、記者会見も催された。今回の受賞作品は公共外交の研究と実践活動をさらに推進し、活発な議論を喚起するだろう」と述べている。 受賞作品『中国の対日宣伝と国家イメージ――対日伝播から公共外交へ』は、改革開放以降の中国の対日宣伝と国家イメージの形成をメインテーマとし、対日宣伝活動の足跡と現状を踏まえ、日本のメディアにおける中国の国家イメージについて鋭い分析を加えている。 著者の趙新利氏は2010年に出版された『WEN JIABAO 投手 背番号 35』の中文翻訳を担当しており、本書においても温家宝総理が訪日中に実践した公共外交の具体的活動について詳しく紹介している。中国の対外宣伝活動は、国内のメディアが置かれた状況と密接な関係をもっている。本書ではかつてのプロパガンダ的色彩の強い「宣伝」から相互のコミュニケーションを重視する「伝播」へ、さらに公共外交へと発展する過程を時代に沿って検証している。メディア研究で著名な早稲田大学の山本武利教授は、「日本人が中国の対日宣伝工作をどう理解すべきか、新進気鋭の中国人研究者がやさしく解説」と推薦のコメントを寄せている。 「中日公共外交研究会」の発起人でもある段躍中氏は「本書では中国の対日宣伝と公共外交についてのトータルな分析がなされており、中日公共外交研究会の今後の活動とっての基礎的資料になるだろう。察哈尓(チャハル)学会研究員である著者は、これまでも中国の対外伝播と公共外交についての研究を重ね豊富な学術成果を挙げている。研究は高い評価を受け、このほど早稲田大学政治学科の博士号を取得した。今後、中国公共外交研究会は、このような気鋭の研究者の力を活躍し、中日公共外交事業の発展と中日相互理解の推進のために努力していきたい」と述べている。(趙憲来訳) |