第六回日本人の中国語作文コンクール受賞作品集発行

 

Made in Chinaと日本人の生活」表紙

 

 

第六回日本人の中国語作文コンクール受賞作品集『Made in Chinaと日本人の生活〜中国のメーカーが与えた日本への影響』は、3月19日から日本各地で発売されている。

この中国語作文コンクールは、日本僑報社日中交流研究所が主催するもので、中国大使館、人民日報社人民網、国家漢語国際推廣領導小組辧公室、中日友好協会などが後援、華為技術日本株式会社、カシオ計算機株式会社、米山ファッションビジネス専門学校が協賛した。

また、今回も日本国内25都道府県及び中国の北京、上海、広州、青島より、多数の作品が寄せられ、36名の応募者が受賞した。東京大学の長越柚季さんと東京都在住会社員の作田幸子さんが、それぞれ学生の部と社会人の部の最優秀賞(中国大使賞)を獲得した。

今回の作文テーマは「Made in Chinaと日本人の生活」。応募者たちは、中国で模倣品の生まれる理由や、中国人の友達と、ぶつかり、語り合うことによって友情に発展した経験などを中国語で綴っている(対訳付)。また、高度成長を続ける中国経済と、度重なる日中の摩擦に注目している作品も多く、中国国内への関心の高さが伺える。

この「日本人の中国語作文コンクール」が始まったのは2005年、今回で6回目を迎える。このコンクールでは受賞者が選出されると同時に、受賞作は作品集にまとめられ、日本僑報社から出版される。これまでに出版されたコンクール受賞作品集である『我們永遠是朋友』、『女児陪我去留学』、『寄語奥運寄語中国』、『我所知道的中国人』、『中国人旅行者のみなさまへ』の5冊の受賞作品集は、出版後日中両国で大きな反響を呼んだ。

323日に開催予定の第六回日本人の中国語作文コンクール表彰式は、大地震のため延期することになった。