在日中国人の石小寧氏 華人初の『お燗名人』を獲得

 

 

新城社長()と石小寧氏 『お燗名人』認定書授与式 日本僑報社提供

 

 

 《日本僑報》によると、36日に西池袋公園で行われた第179回東京漢語角は、東京漢語角運営委員の石小寧氏が日本酒の『お燗名人』に認定されたというニュースで盛り上がった。

 石小寧氏は、日本で仕事をしている在外華人で、漢語角運営委員を務めている。今回は中日交流の一環として、末廣酒造が開催している『お燗名人』育成講座に参加した。講義と実技の指導があり、その後テストを受けた結果、226日にはれて『お燗名人』の認定書を獲得した。末廣酒造にうかがったところ、今日までに世界で千余りの人が『お燗名人』に認定されており、石小寧氏の認定番号は1074番目だそうだ。また、中国人による名人認定は石小寧氏が初であるという。

 日本僑報社記者のインタビューに応じて、石小寧氏がお燗について語ってくれた。「中国の黄酒を温めて飲むと美味しいように、日本酒も燗をつけることでぐっと味わい深くなります。冷酒で飲むよりも燗酒のほうがじっくりと日本酒を味わえるものです。寒い時期は徳利を1本燗にして、猪口についでぐいっと飲めば、酒の蒸気でむせることもなく、香りを楽しむことができます。」

 またさらに、石小寧氏によれば、利き酒で大切なのは温度であるため、『お燗名人』認定者にはお燗メーターが贈られるそうである。個人の好みも様々であるし、何を酒の肴にするかにもよるため、どの温度が最適かは決められないが、普通は50度が適温だとされている。

 末廣酒造は嘉永3年(1850年)創業で、『嘉永蔵』などの有名な酒蔵をもつ。そこで醸し出される酒は香りがさわやかで、まろやか味わいがある。そして、名前の『末廣』は末広がりという言葉に通じ、永遠に幸せが続くという意味を持つため、会社での祝賀会があったり個人的にお祝い事があったりする時はいつも末廣の酒が飲まれる。

「業界用語で酒造家のことを『杜氏(とうじ)』と呼ぶのですが、これは中国の杜康が由来だと言われています。酒が縁で仲良くなって、日中間の交流が活発になっていってもらいたいです。末廣の酒はぬる燗ですっきりとした味わいになり、またアミノ酸を多く含んでいますので、これを飲んで中国の人たちが健康で楽しい気分になってもらえれば嬉しいです。」『お燗名人』の合格認定書授与式で、末廣酒造株式会社の新城社長が石小寧氏にこのように語った。