中日交流に翻訳プロを育つ 第四期武吉塾スクーリング開催

張景子社長の挨拶、右は武吉次朗先生。岩楯嘉之撮影

 

9月25日午後、東京都千代田区大手町株式会社パソナグループ本部会議室において、日本僑報社日中翻訳学院主催による武吉塾第四期(通信講座)のスクーリングが、受講生21名、一般参加者7名参加のもと開催された。これは、二年前に創立された日中交流に役立つ翻訳プロ育てる新しい試みで、日本人参加者から大変好評を得られた。

会には張景子日本僑報社社長の修了を祝う挨拶に続き、武吉講師による特別講話「更上―層楼のために―直訳調からの脱却―」について長年の経験にもとづいた内容を、時にはユーモアをまじえ楽しく、かつ解りやすく翻訳の楽しさ、翻訳のノウハウを話した。

つづいて受講生の代表による体験談が発表された。1番目の発表者井田綾さんは既に翻訳のプロとして活躍されていても今回の講座から多くのヒントが得られたことを、また、2番目の発表者小森谷玲子さんは4人の子供を夫に託して群馬県から出席され、毎回講師からの添削を楽しみにしていることを、3番目の発表者藤村とも恵さんは熊本県在住で通信講座を待ち焦がれていたことを発表した。

スクーリングには関東近県以外にも先の熊本県、大阪府、京都府、滋賀県、愛知県と遠方から参加された方々が、はじめて顔を会わせたにもかかわらず、修了証書授与式後の懇親会では、旧知の間柄のように親しく懇談し楽しい時間を過ごした。

武吉次朗先生を囲んだ記念写真。岩楯嘉之撮影