中国紙編集長広島大学で講演 在日華僑の活躍を紹介

ワークショップで報告する段躍中さん。新保敦子氏撮影

 

821日、日本教育学会は広島大学にて第69回全国大会を開催し、段躍中日本僑報編集長兼日本湖南人会会長が招かれ、講演した。段氏は在日華僑・華人社会の最新の発展状況を紹介し、日本人研究者の注目を集めた。

 日本教育学会は1941年設立、教育学を専門とする日本全国の教員・教育者から組織され、現在、約3000人の会員を擁している。年に一度全国大会を開催し、今年の第69回大会は821日から22日まで広島大学で開催された。本大会では三つの会場で特別課題研究が発表され、そのうち「東アジアの教育―その歴史と現在」をタイトルに掲げた第三会場では、「越境する留学生―文化的融合と寛容にもとづく受容のために―」をテーマとしたワークショップが行われた。

このワークショップでは、中国留学経験のある牧野篤東京大学教授が司会を務め、段躍中日本僑報編集長兼日本湖南人会会長、佐藤由利子東京工業大学準教授、李正連名古屋大学大学院準教授がそれぞれテーマ報告をした後、熱心なディスカッションがなされた。

『在日中国人大全』や『現代中国人の日本留学』、『日本華人媒体研究』などの著書のある段躍中氏は、在日華僑・華人の活躍状況、中でも華人媒体の最新の発展を詳細に紹介した。段氏によると、改革解放後に来日した中国人は200912月までに68518人に達し、連続3年日本に居住する外国人のうち最多を占めるという。加えて日本国籍を取得した華人や在日華僑・華人はすでに80万人に上るという。

段氏はさらに、ここ20年の間、日本で博士学位を取得した中国人は6000名を超え、日本語で出版された書籍は1000冊以上、そのうち数百が各種の賞を受賞しているという。さらに、中国人によって創業された大小の企業は3000社余りで、これらの企業で雇用されている日本人は数万人に達しているとのこと。また、1984年以来、約200種の新聞・雑誌が続々と創刊され、現在まで継続しているのは50種近くあるという。

段氏は最後に、発展著しい東京・池袋の華人コミュニティーが日本人研究者の関心を大いに集めていることを詳細な図表を用いて紹介した。 (原文:趙新利、訳: 橋本恭子・日中翻訳学院講師