中国・大連 遼寧師範大学キャンパス「9.10」計画的入室強奪殺人事件

 

 2007910日、中国大連市遼寧師範大学、北キャンパス師範大学8423号室の留学生の宿舎において、華僑留学生の部屋に計画的に入り、強奪の上、女子留学生を殺害するという無惨な事件が起こりました。被害者は、今年19歳直前の、日本に永住する在日華僑二世の女子留学生です。今年3月から中国・大連市遼寧師範大学内の漢語学習院で中国語を勉強していました。

 

 一、惨事発生の概況:

大連市公安局の案件経緯説明によると:

犯人 : 本名 : 泉、男、1984128日生、23歳、身長185cm、大連市、大連市内通信会社鉄通公司の契約技師

910日午前640分、犯人は朝食をとった後、公共バス101便に乗り、740分遼寧師範大学に到着。大学の校門から入り、師大84棟の23号室に着く。

犯人は、91日にこの部屋のADSL回線工事を行ったことがあり、この日は「91日に行ったADSL回線工事のメンテナンスをするから」という口実で被害者を騙し、部屋に入る。

まず、ADSL回線を検査する様子を見せ、その後パソコンテーブルの上に置いてある人民元200元と携帯電話を奪いとって出て行こうとする。それを見た被害者が阻止したため、犯人は被害者の腹部を強く蹴る。被害者が倒れたところを、自分のバッグの中に携帯していた長さ約20センチの果物ナイフで素早く多数の箇所を切りつける。(法医学者の検査によると、被害者の上半身には68箇所刺された痕が発見された。主に胸部、首28箇所、背中40箇所。被害者の肝臓、肺臓、心臓、脾臓部分は刺されて破けていた。)大量の出血により被害者は死亡。

犯人は被害者を殺害した後、被害者をトイレに移し、枕と毛布で床に落ちた血を拭き取り、ドアに鍵をかけて、部屋を離れる。その後、ネットカフェでゲームをして、映画館に行き映画を見た。

午後440分、恋人と友誼広場の肯得基(ケンタッキー)で食事をとる。その際、彼女に、彼女の誕生日プレゼントを買うため、一週間前ADSL回線工事を行った日本人の女子留学生のお金と携帯電話を強奪し殺したと打ち明ける。

犯人は、自首するよう彼女に説得され、午後520分、遼寧師範大学近くの富民派出所に行き、「自分は遼寧師範大学留学生寮8423号室で日本人留学生を殺した」と自首。

 

二、「910」遼寧師範大学キャンパス内の留学生強奪殺人惨事の影響の重大性

1、犯人の犯行手口は他に例を見ない、極めて残忍なものである。法医学者の検査によれば、被害者の身体には少なくとも68箇所の刺殺された痕が発見され、背中だけでも40箇所刺され、完膚なき状態である。その残虐さに憤りを感じてやまない。

2、犯罪の手口は悪質極まるものである。犯人は嘘の口実で留学生の部屋に入室し、強奪を行い、弱々しく抵抗力のない被害者を事前に用意した凶器で殺害した。そのあと、現場を偽装、破壊することによって、証拠を隠滅しようと企んだ。

3、犯行の動機は明白である。入室強奪殺人を実行するまで、事前に綿密に計画した。朝食をとった後に、果物ナイフをもって直接犯行現場へ向かった。お金がほしい故の強奪と殺人の動機と目的は明らかである。

4、惨事の悪影響は極めて深刻で大きい。惨事現場の数メートル先は商店街であり、すぐ付近には警備守衛室もある。同じ建物の中には同大学の教授方、外国人留学生らが多数住んでいる。犯人は白昼の下、人の多い朝方に、大学のキャンパス、留学生の宿舎内で犯行に及んだことの影響は極めて悪質重大で、中国の国家印象を深刻に損害し、中国社会の治安面の点において国際社会に莫大なマイナスのイメージをもたらした。その上、中国の大学生の、特に留学生の学生生活の安定を破壊した。在外華人華僑及び外国人留学生の、中国留学に対する信頼をなくした。真正面から中国大学キャンパスの不安全さを露呈し、隠れた危険要素を表面化した事件である。

 5、中国公民と外国人の生命、財産を保障するため、このような事件は二度と起こってはならない。そのためには、この残忍無類な犯人を厳しく処罰しなくてはならない。犯人への極刑をもって、社会に警鐘を鳴らし、被害者の命及び親族の心の傷を少しでも癒す必要がある。我々は、当件に強く関心を持ち、納得できる司法処罰を中国当局に求めるものである。