テーマ趣旨説明

 

 

テーマ1、日中両国民の親近感を高めるために私が出来ること

2021年の日中共同世論調査によると、中国人の66.1%のひとが日本人に対して悪い印象を持ち、日本人の実に90.9%のひとが中国人に対して良くない印象を持っていることがわかりました。なぜ「相手に対する印象」が史上最悪レベルにまでなったのか?次の50年における日中両国民の親近感を高めるにはどうしたらいいのか?多くの誤解を解き、日中関係が明るい未来へと繋がるために、私たちにできることは何なのでしょうか。そしてそれをどのように行動に移していけばよいのでしょうか。皆さんのアイディアを教えてください。

 

テーマ2、街中にあふれる誤訳を減らそう――私の解決策

日本のゴミ箱に書かれた「寵物.瓶子」。日本ではペットもゴミ箱に捨てられてしまうのでしょうか。街中には、本来の意味の異なるおもしろ看板や誤った製品のパッケージがたびたび見受けられます。日中で同じ漢字も使うので、意味の違いからくる勘違いや自動翻訳の誤訳もあることでしょう。しかし、笑える程おかしい表記が街に氾濫しているのは、さまざまな誤解が生じてしまう可能性もあります。皆さんの目撃・経験した間違いのおもしろ表記。笑える!と一蹴せずに、正しい言葉が発信され、よりよい交流のために解決策を考えてみましょう。

 

テーマ3、日本語を教えてくれた先生への「感謝状」

学生の皆さんが日本語を修得するにあたり、色々と教えてくださった先生方にお手紙形式で思いを伝えてみませんか?日本語や日本文化の勉強方法や、先生や友達と共に学んだ時間、そしていま感じる先生に対しての思いを作文にして送ってください。きっとこれから日本語を学ぶ人たちの助けになると思います。日々お世話になっている先生に「感謝状」を送りましょう。主催者は「藤野先生」のような名作を心から期待しています。

 

【追加】テーマ4、コロナ禍で暮らす−共に闘う3年目の記録

今春からの新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、上海をはじめ中国各地でロックダウンが実施され、テーマの1つである街角で誤訳を探すことも難しい状況が続いています。そこで、「コロナ禍で暮らす―共に闘う3年目の記録」を新たなテーマとして追加することを決定しました。さまざまな制約の中で、あなた自身はどうのように過ごしてきたのか。コロナ禍での思いや葛藤、模索や歩みを具体的にお聞かせ下さい。世界の人々と共に闘う記録となる作品をお待ちしています。