■日本語作文コンで最優秀

「第6回中国人の日本語作文コンクール」(日本僑報社主催)で2千を超える応募作の中から最優秀賞に選ばれた西安交通大学日本語学科4年生の関欣さん(21)。

「メード・イン・ジャパンと中国人の生活」とのテーマを受け、1980年代に父親が日本で買ってきた日本製のテープレコーダーの思い出を作文にした。録音された父親や祖父ら家族の声。「日本のさまざまな製品は世界中で(家庭の幸せに)貢献してきた」と書いた。

昨年は尖閣問題で揺れた日中関係だが、「それは別の問題。両国の人々が心を込めて友達になろうと思う気持ちが大切だと思う」。日本語は敬語が難しいと言いながらも、副賞で初めて日本に旅行できることを「楽しみにしております」とうれしそうに話した。(古谷浩一)