中国政治経済史論 江沢民時代1992-2002
【内容紹介】 『毛沢東時代』『ケ小平時代』に続く『中国政治経済史論』シリーズ第3弾。1992年から2002年まで、江沢民を核心とする中国共産党が中国を率いた10年間を研究対象としている。この時代は、改革開放が発動された第一段階の終点であり、社会主義市場経済体制確立の起点ともなった第二段階であり、かつその社会主義市場経済体制を整え、十全化へ向かう第三段階の起点となった時代である。本書は中国指導集団の「治国理政、富民興邦」を中心として、歴史の記録、歴史の分析、歴史の評価を行った研究の集大成である。 著者である胡鞍鋼氏は清華大学で研究と教学の任に当たる傍ら、中国中枢の政策立案とその建言の重責を担ってきた。その成果は本書の随所に顕現されている。中国国内に先駆けて出版された日本語版に続き、英語版の準備も順調に進んでおり、江沢民時代はもとより現代中国の政治経済を研究する内外の研究者に資する豊富な内実を具えている。
―――――――――――――――――――――――――
【著者紹介】
胡鞍鋼(こあんこう) 1953年4月27日生まれ。清華大学人文社会科学院上席教授(資深教授)、公共管理学院教授、清華大学国情研究院院長。 中国トップレベルの国家政策決定シンクタンクである清華大学国情研究院の首席専門家として、1985年以来、現代中国研究と国家政策研究に従事するかたわら、中国改革開放の実践に深く関与し、現代中国の知識理論体系構築に寄与してきた。 中国の長期発展戦略研究に一貫して専念するとともに、国家五カ年計画専門家委員会に度々参与し、マクロ政策決定において有効なコンサル活動を担う。中国国情研究分野において、国内外ともにその影響力が重要視されている。 国内外において、多数の中国研究学術専門書を出版した。国情研究に従事して30年来、上梓した単著・共著・編著及び外国語著書は100冊を超える。 主な邦訳書に、『中国のグリーン・ニューディール』、『SUPERCHINA〜超大国中国の未来予測〜』、『中国の百年目標を実現する第13次五カ年計画』、『習近平政権の新理念――人民を中心とする発展ビジョン』、『中国集団指導体制の「核心」と「七つのメカニズム」――習近平政権からの新たな展開』、『中国政治経済史論――毛沢東時代(1949〜1976)』『中国政治経済史論――ケ小平時代』『改革開放とともに40年』(以上、日本僑報社刊)などがある。 「中国国家自然科学基金委員会傑出青年基金奨励金」、「中国科学院科学技術進歩賞一等賞」(2回受賞)、「第9回孫冶方経済科学論文賞」、「復旦管理学傑出貢献賞」など多数受賞。
訳者 日中翻訳学院本書翻訳チーム 日中翻訳学院(http://fanyi.duan.jp/)は、日本僑報社が2008年9月に設立した、よりハイレベルな日本語・中国語人材を育成するための出版翻訳プロ養成スクール。
―――――――――――――――――――――――――
中国政治経済史論 江沢民時代1992-2002 著 者 胡鞍鋼(こあんこう) 訳 者 日中翻訳学院本書翻訳チーム 発行者 段景子 発行所 株式会社日本僑報社 判 型 A5判 600頁(上製本) 定 価 18000円+税 発売日 2022年10月1日 ISBN 978-4-86185-303-6 注文先 http://duan.jp/item/303.html |