アジアカップ・サッカー騒ぎはなぜ起きたのか


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アジアカップ・サッカー騒ぎはなぜ起きたのか
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東京新聞論説委員垂水健一・毎日新聞中国総局長上村幸治・中国国際放送局記者王小燕 共著
●内容紹介
 アジアカップ・サッカー騒ぎについて、日本のメディアは大量の報道・評論を掲載した。騒ぎはなぜ起きたのか、その背景と今後を考えて、三人のジャーナリストが執筆した。それぞれの立場、それぞれの角度から深く掘り下げて分析し、緊急出版した一冊である。
 垂水健一・東京新聞論説委員は、斬新な視点から、騒ぎはなぜ起きたかを考えている。また騒ぎがどのようなものであったかを日本の新聞の報道に沿って振り返り、さらにこの問題についての日本の新聞の社説の紹介などを加え、騒ぎの問題点をまとめている。
 上村幸治・毎日新聞中国総局長は、北京の現場から、特に中国のメディアの報道から「サッカー反日と靖国」をタイトルに、中国側の問題点、日本側の問題点を分析し、アジアカップ・サッカー騒ぎの背景と日中関係の今後を考えた力作である。
 王小燕・中国国際放送局記者は、「中国人サポーターは何に注目していたか? 中国人サポーターは何に怒っていたか、中国人サポーターによる騒ぎの実態、マスメディアの特性を改めて見直す。ハンド疑惑の実態」を小見出しに、現場の様子を細かくまとめた。注目のルポ。
●著者略歴
垂水健一(たるみ・けんいち)1939年大阪市生まれ。1965年大阪市立大文学部中国学科卒業、同年中日新聞社(東京新聞)入社。1981年から1995年までの間に香港支局、上海支局、北京支局で勤務。北京支局から帰国した1995年から東京本社論説委員、1998年から大東文化大外国語学部、2001年から慶応大経済学部非常勤講師も兼務。著書に「現代中国を知る100のキーワード」(駿河台出版社)、共著に「現代中国を知るための60章」(明石書店)など。
上村幸治(かみむら・こうじ)1958年鹿児島県生まれ。大阪外国語大学を卒業、毎日新聞社に入社。香港、北京、ニューヨーク特派員、ニューヨーク支局長などを経て2003年から現職。1989年の天安門事件と、2001年の9.11米国同時多発テロを現場で取材した。著書『台湾 アジアの夢の物語』(新潮社)でアジア太平洋賞特別賞を受賞。他の著書に『中国路地裏物語ーー市場経済の光と影』(岩波新書)や『中国権力核心』(文藝春秋)、『香港狂騒曲』(岩波書店)など。
王小燕(Wang XiaoYan)1973年中国安徽省生まれ。北方工業大学日本語学科、北京日本学研究センターを経て、1999年4月、中国国際放送局(MW1044、SW7.190、http://www.chinabroadcast.cn/)に入局。以来、中国の音楽や少数民族を紹介する番組などを担当。2004大相撲中国公演など数多くの中日交流の場で通訳と翻訳を担当。月刊レポート「つばめの中国便り」をhttp://www1.u-netsurf.ne.jp/~bdk/で掲載。共訳書に《如果我是日本首相》など。


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