「阿Q正伝」の作品研究
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「阿Q正伝」の作品研究
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商品ID281
【推薦の言葉】
本書は『阿Q正伝』研究に新しい知見を付け加えるのに成功しており、その学問的意義は明確であるといえる。
―村上林造 放送大学客員教授・博士
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「阿Q正伝」の作品研究
著 者 冉秀(ぜんしゅう)
発行者 段景子
出 版 日本僑報社
判 型 A5判 205頁
定 価 6800円+税
発 行 2019年12月31日
ISBN 978-4-86185-281-7 9784861852817
注文先 http://duan.jp/item/281.html
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【内容紹介】
本著は魯迅の代表作「阿Q正伝」の作品的意義を魯迅のエッセー「賢人、馬鹿、奴隷」との関連のなかで取り上げるという本研究の基本的視座について述べる。特に、「賢人、馬鹿、奴隷」は三人の登場人物の相互関係を通して、「奴隷」的精神に支配された国民大衆がそこから脱出する見通しを持ち得ない当時の中国社会の絶望的閉塞性を示す。また、「阿Q正伝」に登場する各人物(貧農、女性、地主、知識人等々)の思考、感性、行動が、「賢人、馬鹿、奴隷」における三者に示された各々の人物的特性とその相互関係の具体的展開であることが論証される。即ち本書は、従来の「阿Q正伝」研究を踏まえたうえで、「阿Q正伝」を「賢人、馬鹿、奴隷」と全面的に突合せ、比較検討することで、「阿Q正伝」研究に新しい知見を付け加えるのに成功しており、その学問的意義は明確であるといえる。
【著者紹介】
冉秀(ぜんしゅう)
1973年10月中国貴州省生まれ。中国・重慶交通大学外国語学院専任講師。
山口大学大学院東アジア研究科博士後期課程を修了し、博士(学術)学位を取得。魯迅の作品研究に関する学術論文は、日本の学術誌の『世界文学』『東アジア研究』『日本学研究』など7本発表し、また中国の学術機関誌『西南農業大学学報』『重慶理工大学学報』『重慶交通大学学報』『文学教学与研究天地』『前沿』などに8本を発表した。
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