李徳全--日中国交正常化の「黄金のクサビ」を打ち込ん
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李徳全--日中国交正常化の「黄金のクサビ」を打ち込ん
\1,980
日中国交正常化45周年記念出版
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書名 李徳全――日中国交正常化の「黄金のクサビ」を打ち込んだ中国人女性
出版 日本僑報社
監修 石川 好
著者 程麻、林振江
訳者 林光江、古市雅子
判型 四六判260頁(上製本)
定価 1800円+税
発売 2017年9月29日
ISBN 978-4-86185-242-8 C0036
詳細 http://duan.jp/item/242.html
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戦後初の中国代表団を率いて訪日し、戦犯とされた1000人前後の日本人を
無事帰国させた日中国交正常化18年も前の知られざる秘話を初刊行。
【内容紹介】
戦後の日中交流は、中国大陸に残された日本人居留民とB・C級戦犯を日本に帰還させることから始まっている。
なぜ、戦犯とされた1000人前後の生存者が無事帰国できたのであろうか。それは、李徳全という、当時中国で最も著名な女性が動いたからであった。李氏の夫は馮玉祥。西北軍閥の将軍で、「クリスチャン・ジェネラル」とも呼ばれていた。
今年(2017年)は、日中が国交正常化して45周年の節目の年である。その記念すべき年に日中関係が正常化する18年も前の秘話が日本と中国において出版される。
李徳全は、日中国交正常化が田中角栄と周恩来の手によって成される1972年9月29日、その五ヶ月前の4月23日に亡くなっている。李徳全は日中国交正常化のために「黄金のクサビ」を打ち込みながら、それを知ることもなく天に召されたのであった。
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【監修者略歴】
石川好(いしかわよしみ)
1947年東京都大島町(伊豆大島)生まれ。大島高校卒業後、米カリフォルニア州に渡って、長兄の農園で働く。慶應義塾大学法学部卒業後、再渡米。1989年『ストロベリー・ロード』で第20回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。現在は、ノースアジア大学客員教授、山形県酒田市立美術館長などを務める。前「新日中友好21世紀委員会」日本側委員、湖南大学客員教授、日本湖南省友の会共同代表。著書に『湖南省と日本の交流素描―中国を変えた湖南人の底力』、『漫画家たちの「8・15」』など多数。
【著者略歴】
程麻(ていま)
本名:程広林。山東省龍口市出身。中国社会科学院文学研究所比較文学研究室研究員(教授)。魯迅をはじめとする中国近現代文学と日本の関係を研究テーマにおきつつ、日本文化を紹介する一般書も出版するなど、著作、訳著多数。
主な著作は『溝通与更新:魯迅与日本文学関係発微』、『中国現代散文史小史』、『零距離的日本』『中国風土人情』。主な訳書に『竹内実文集』全10巻、『中国近現代論争年表』、『毛沢東的詩詞、生涯与思想』『美国母女中国情:一個傳教師家族的山東記憶』など。
林振江(はやししんこう)
明治大学学長特任補佐、中国北京大学日本研究センター常務理事。北京大学国際関係学院にて国際政治学専攻・法学博士を取得後、明治大学特任教授を経て現職。研究テーマは、首脳外交、日米中関係、国際政治。1980年代より中国に座し、国際シンポジウム、中国・日本研究史叢書の出版などを企画実施。幅広い研究ネットワークを持ち、基礎資料の整備にも注力している。主な著書は『首脳外交』(中国語)。共編著に『グローバル化した中国はどうなるか』、『中国的日本史研究』など。
【訳者略歴】
林光江(はやしみつえ)
東京大学医科学研究所特任教授。北京大学社会学系社会人類学専攻・法学博士。
北京大学にて日本研究センター研究員、中国社会発展研究センター研究員、国際関係学院客員教授などを歴任。2005年より現職に就き、中国との感染症共同研究推進を担当。北京在住。著書に『国家・独生子女・児童観』、訳書・共訳書に『竹中平蔵解読日本経済与改革―日本原財相与北大学生面対面』、『日本3・11大地震的啓示―複合型災害与危機管理』など。
古市雅子(ふるいちまさこ)
北京大学外国語学院副教授。北京大学中国言語文学系比較文学比較文化専攻・文学博士。北京大学日本研究センター研究員、北京大学外国語学院明治大学マンガ図書館閲覧室館長。著書に『満映電影研究』(中国九州出版社)、訳著に『中国文化読本』(中国外研社)など。
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