悩まない心をつくる人生講義
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悩まない心をつくる人生講義
\2,090
アメリカの名門CarletonCollege発、全米で人気を博した
悩まない心をつくる人生講義
―タオイズムの教えを現代に活かす―
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【著者紹介】
チーグアン・ジャオ
(1948-2015)北京出身。米国の名門カールトン・カレッジで教鞭を取るなど比較文学者として多方面で活躍した。米国で多数の書籍が刊行されたほか、複数の言語に翻訳されている。
著作に"AStudyof Dragon, East and West"、"DoNothing and Do Everything" 中国語の著作には『古道新理』、『老子的智慧』、『世路心程』、『客舟聴雨』、『コンラッド小説選』など、などがある。
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推薦の言葉
元国連事務次長 明石 康
今回日本で出版される本は、趙啓光氏の才能あふれる新鮮で説得力に富むエッセイを集めたものである。彼はアメリカの大学生たちを前に、生と死やアジアの歴史を解りやすい英語で語った。
趙啓光氏の基盤にあるのが老子の思想である。老子は難解といわれるが、趙氏の筆にかかると、日本人にとっても親しみやすい平易な思想家になる。わが国では、聖徳太子の頃から孔子の教えが、老子の思想よりも広く流布されてきた。しかし中国ではそうでもない。私の知る多くの中国人は、堅苦しく感じられる孔子よりも茫漠とした老子に魅かれるようだ。人生をどう生きるかとか、政治について語る孔子よりも、人間を大きく包んでいる自然や地球環境、水などに関連して人生を語る老子の方が、もっと現代人に近く感じられるのだろう。
趙啓光氏の文章は短く、軽やかで徹底的に明るい。人生はたしかに悲劇や不幸に充ちているが、距離をとってみると宇宙の壮大さの中で前向きに生きる意味がわかってくる気がする。澄み切った知性から生まれた老子の哲学が与えてくれるものは多い。
※趙啓正氏は、上海副市長、広報担当大臣、国務院新聞弁公室主任などを歴任、明石氏がもっとも敬愛する中国人のひとり。
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【内容紹介】
無駄に悩まず、流れに従って生きる老子の人生哲学を、比較文化学者が現代人のため身近な例を用いて分かりやすく解説した。
"パンを手に入れることはもとより大事だが、その美味しさを楽しむことはもっと大事だ"
「老後をのんびり過ごすために、今はとにかく働かねば」と、精神的にも肉体的にも無理を重ねる現代人。いつかやってくる「理想の未来」のために人生を捧げるより今この時を楽しもう。2500年前に老子が説いた教えにしたがい、肩の力を抜いて自然に生きる。難解な老子の哲学を分かりやすく解説し米国の名門カールトンカレッジで好評を博した名講義が書籍化!人生の本質を冷静に見つめ本当に大切なものを発見するための一冊。
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マスコミに取り上げられたこの本の書評はこちら
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【訳者紹介】
町田晶
東北大学文学部東洋日本美術史専攻、東北大学大学院文学研究科中国哲学専攻。学生時代の一人旅で中国文化の奥深さと中国人の温かさに触れたことをきっかけに本格的な中国語学習を開始、その後地域での国際交流活動に参加するなかで文化交流の大切さも学ぶ。日中翻訳学院などでプロの中国語翻訳を目指してきた。翻訳者として得意とする分野は思想、哲学、文学、食文化等。
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『悩まない心つくる人生講義--タオイズムの教えを現代に活かす--』
著者 チーグアン・ジャオ
訳者 町田晶(日中翻訳学院)
出版 日本僑報社
判型 四六判247頁並製
定価 1900円+税
発行 2016年4月4日
ISBN 978-4-86185-215-2 C0036
注文先 http://duan.jp/item/215.html
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