アジア共同体の創成プロセス
183
アジア共同体の創成プロセス
\3,080
21世紀の今「歴史の潮流はアジア統合へ」との議論が盛んだ。アジア共同体の創成は実現するか、各国の専門家が徹底検証! 「一般財団法人ワンアジア財団」の助成により開かれたシリーズ講座の内容を一挙収録!
----------------------------------------------------------------------------------
●「アジア共同体の創成」とは
東北アジア、東南アジア、中央アジアをふくめた40数カ国、世界の人口の約半数を占める30数億人の共同体を、できるだけ近い将来に創成することを目指す理念。「豊かで平和で安全なアジア共同体」の創成により、「アジアのみならず世界の平和と安定、発展に貢献すること」を目標にする。
●歴史の潮流はアジア地域の統合へ
2015年末には「ASEAN経済共同体」が発足するほか「ASEAN+日中韓」「ASEAN+6」といった地域協力の枠組みも着実に進む。「日中韓3カ国サミット」「日中韓FTA交渉」も開催を重ね、いよいよ「アジア共同体」の創成に関心が集まっている。共同体の創成は実現するか? 創成のプロセスとは?
●シリーズ講座で学生向けにわかりやすく講義
「アジア共同体の創成プロセス」について日本をはじめ中国、朝鮮半島、モンゴル、ロシアなどアジア各国の専門家、外交官らが、学生向けにわかりやすく講義。本書には、「東アジアの理解と共同体の問題意識」「東アジア共同体と日中関係」「モンゴル-日本関係と北東アジア地域協力に果たす役割」「金正恩時代の経済政策の特徴と朝鮮社会主義の方向性」など、講座内容の多様な論文を一挙収録!
●アジア各国への理解をいっそう深めてほしい
「アジアで共同体を作るというと、それは夢のまた夢だという人もいるだろう。だが、夢があるからこそアジアの未来を語ることができる。しかもその夢を実現する様々な取り組みが、日本やアジア各国で行われている」。編著者の李鋼哲教授は、本書を通じてアジア各国への理解をいっそう深めてほしいと語る。
-------------------------------------------------------
-------------------------------------------------------
【目次】(抜粋)
第1部 「アジア共同体」への理解:その必要性と意義
第2部 「アジア共同体」構築に向けた外交関係の在り方
第3部 デファクト統合に進む東アジアの経済・金融・環境
第4部 「アジア共同体」に向けた地域社会と国際協力
----------------------------------------------------------------------------------
【執筆者】
叶秋男 佐藤洋治 李鋼哲 鄭俊坤 李東哲 谷口誠 フレルバータル 美根慶樹 趙世暎 三村光弘
平川均 唱新 金澤泉 王大鵬 A・ベロフ 金振 杉山正樹 崔学松 朴敬玉(掲載順・敬称略)
【編著者略歴】
李鋼哲:中国吉林省生まれの朝鮮族。中国・北京で大学卒業・大学院修了後、大学教員として4年間勤務。1991年に来日し、立教大学大学院修士・博士課程修了。
東京財団の研究員として「北東アジア開発銀行」設立に関する研究を行い、小泉首相(当時)に政策提言をした経験を持つ。また総合研究開発機構(NIRA)で北東アジアグランドデザインに関する政策研究にあたり、政府に政策提言などを行う。現・北陸大学教授。
朝鮮語(韓国語)を母語に、中国語、日本語、英語、ロシア語、モンゴル語などを学び、マルチリンガルの自称「東北アジア人」として地域の平和と繁栄のため、精力的に研究・社会活動を続けている。
----------------------------------------------------------------------------------
『アジア共同体の創成プロセス』
編者:李鋼哲(北陸大学教授)
出版:日本僑報社
判型:A5判320頁並製
予価:2800円+税
発行:2015年4月20日
ISBN:978-4-86185-183-4 C0036
注文先 http://duan.jp/item/143.html
商品画像
商品一覧へ
ホームページへ