中国都市部における中年期男女の夫婦関係に関する質的


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中国都市部における中年期男女の夫婦関係に関する質的
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中国都市部における中年期男女の夫婦関係に関する質的研究―ライフコース論の視点から
第15回華人学術賞受賞作品
【推薦の言葉】
中年期夫婦関係のリアリティへの肉迫―石原邦雄成城大学教授、東京都立大学名誉教授
現代中国の家族研究展開への期待
―藤崎宏子(お茶の水女子大学大学院教授)
本書の特色は、なんと言っても中年期にある北京の男女30数ケースについて、極めて詳細なインタビューを実施して、彼女らの夫婦関係の実像を丁寧に浮かび上がらせることに成功している点であろう。著者はしかし、それを単に中年期夫婦のあり方として記述するだけでなく、中年後期にある群と、中年前期にある群を対照する形で取り上げることによって、文革期の影響を強く受けた年長世代と、その影響を受けていない反面、近年の経済の急成長のもとでの、職業生活の変化を経験している中年前期世代の間に見られる、ライフコースとライフステージの違いと両者の絡みあい方の中に、現代中国家族の変化と夫婦関係における問題の現れ方を的確に捉えることに成功している。日本に留学して学んだ理論と方法を、中国における家族研究に生かした成功例であるとともに、日本の家族研究に対しても少なからぬインパクトを持つ成果であると評価できる。」
―石原邦雄成城大学教授、東京都立大学名誉教授の推薦文より
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【著者略歴】于 建明(う けんめい)、1975年生まれ。1997年山東師範大学日本語学部を卒業した後、北京外国語大学日本学研究センター日本社会コースに進学。在学中の1999年3-9月日本東京都立大学(現首都大学東京)に短期留学し、石原邦雄教授に師事。2000-2005年、北方工業大学に日本語講師として勤務した後、2005年4月に日本政府国費留学生奨学金を受け、1年間の研究生の期間を経て、2006年4月にお茶の水女子大学大学院博士後期課程に入学。藤崎宏子教授のご指導のもとで、2012年3月に博士後期課程を修了。2013年現在、中国清華大学社会学部にポストドクター研究員として勤務。第15回華人学術賞を受賞。
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『中国都市部における中年期男女の夫婦関係に関する質的研究――ライフコース論の視点から』
著者 于 建明(う けんめい)
出版 日本僑報社
判型 A5判296頁上製
定価 6800円+税
発行 2013年8月8日
ISBN 978-4-86185-144-5 C0036
注文先 http://duan.jp/item/144.html


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