現代中国文化考―江沢民から胡錦濤へ
057
現代中国文化考―江沢民から胡錦濤へ
\990
【内容紹介】
五千年以上の悠久の文化と文明の歴史をもつ中国、とりわけケ小平による改革開放政策以後の現代中国において、「中国人にとっての文化とは何か」を探求した試論である。
中国は、日本とは全く社会体制も国情も違う国である、という原点に立ち戻り、異文化理解の視点から、江沢民前国家主席が提唱した「先進文化」論を取り上げた。中国が進めようとしている文化の発信、対外文化政策への一考察である。二十一世紀の新たな日中関係の構築に向けて、文化力(ソフトパワー)による平和的共生を提言する。
本書の構成は、「文化」の概念、現代中国における「文化政策」の中の「文化」の意味内容、江沢民前国家主席による「先進文化」論の提唱とその背景および目的、「対外文化交流」の意義とその役割、また中国の「文化政策」との関係、「先進文化」論から「和諧文化」への継承と発展、とから成り立っている。
--------------------------------------------
著者略歴
小熊 旭(おぐま あきら)1947年生まれ。1974年慶應義塾大学大学院法学研究科修士課程修了(法学修士)。現在国際交流基金参事(日本語事業部)。過去に二度にわたり約九年間、在中国日本国大使館及び国際交流基金北京事務所において日中文化交流に従事。2004年より法政大学大学院兼任講師(実践文化交流論)。2006年は三度目の中国長期滞在になり、杭州にある浙江工商大学客員教授。
商品画像
商品一覧へ
ホームページへ