2007.01.20 第四回36会の報告

 

 

 1月20日36会1月例会を開きました。今回は第二回作文コンクールの入賞者が参加され、36会に新しい風をもたらしました。

 

 参加者は昨年からの会員興津さんと私安藤のほかに、今年の入賞者大庭さんと藤岡さん、それに段さんの5名でした。

 

 人数は少なめでしたが、内容は豊富でした。

 

 最初に段さんの日本での、日中両国をつなぐ活動をNHKが1999年にテレビで紹介したのを見せてもらいました。日本全国で活動している中国人の活動の紹介、在日中国人に関する出版事業など。1例を挙げますと、孫立さんという「意拳」の使い手が最初は町の公園で、指導を始めたのですが、次第に高く評価されるようになり、正式の道場で行うようになった。(このビデオは改めて、最後まで見たいと思いました。また段さんの日中をつなぐ活動をテーマにして、36会の例会で、段さんからじかにうかがいたいと思いました。)

 

 今年度の入賞者のお二人は、とてもユニークな体験をお持ちの方でした。

 

 大庭さん、中国語を勉強するために、小学校入学前のお子さんをつれて上海へいかれました。それだけでもいろいろ大変だと思いますが、驚いたことにお子さんを中国人の小学校に入学させたのです。全く中国語を話せないお子さんが、3ヶ月目から中国人の子供たちと、区別がつかなくなるほど中国語が話せようになったそうです。その経験を作文で書かれたとのことです。

 

 藤岡さんはもともと歴史小説が好きだったということもあって、退職されるころから、日中友好協会の中国語のクラスで中国語を始められました。そのクラスの先生(男性)のいいなずけが中国の大学で修士課程を終えて来日したのです。慶応大学の博士課程にすぐに合格できたほど、学力があり、また短期間に日本語を修得されたとのことです。その極めて優秀で、率直な性格の娘さんと日本での「親」になった藤岡さんとの交流、さらには二人の結婚にあったって、藤岡さんも中国へ行き、両家の親にあって得がたい経験をされた話など、そのまま出版されても人々にきっと感動を与えると思いました。

 

 興津さんはこの日の話題に「日本の新聞の中国に関する記事」と「中国の新聞での同じテーマを扱った記事」の両方を用意してこられました。残念ながら時間がなくて、話し合うことはできませんでした。帰る途中にうかがったことですが、興津さんは、中国に関する読売新聞の記事をこれまで十数年間切り抜き保存されているとのことです。ご自分の研究(博士課程)のほかに、このような努力をされていることに敬服しました。

 

なお会員の福井さんから、すばらしいプレゼントがありました。それは武漢雑技団の日本公演の招待状です。参加者はそれぞれ自分の予定に合わせて招待状をもらいました。福井さん、感謝不尽! (文責:安藤会員)

 

お知らせ

 ※次回「36会例会」は2月17日(土)です。作文集編集出版、表彰式準備に向けて、ボランティアを募集しています、時間ある方は随時池袋にお越し下さい。よろしくお願い申し上げます。

※第二回中国語作文コンクール受賞者表彰式は3月30日(金)午後2時からプレスセンターで行います、詳細は別途お知らせ致します。----又及(段より)