2006.12.16 第三回36会の報告

 

 

 いろいろの都合で、36会は2回開くことができませんでした。1216日に第三回の3会を7名の方々の参加で開くことができました。以下かいつまんでその内容をお知らせします。

 

 参加者:段躍中さんのほかに、山本寛さん、福井官奈さん、坂本正次さん、興津正信さん、安藤鐘一郎、それに東京農業大学に留学中の青島出身の丁宇さんの7名でした。

 簡単な自己紹介のあといくつかの話題について話し合いました。

 

 京劇:9月下旬、福井さんの紹介で、36会の会員とその関係者は、無料で雲南省の京劇を鑑賞できる機会に恵まれました。参加された方々は、とても感謝しています。だが、正規に料金を払って観た方が少なかったということは、どういうことかが話し合われました。福井さんの話によると、来年山西省の京劇団の日本公演が計画されているのですが、友好県の埼玉県に後援を依頼しても、いい返事がない。単に財政の問題だけとは、考えられないということでした。いろいろの原因がありえますが、日中間の冷めた関係も否定できないというになりました。

 

 歴史教育:多くの中学高校で、日本史を教えても、近現代まで教えないうちに授業が終わり、そのためもあってか、南京大虐殺事件が、でっちあげだというウソが、若者のあいだに広まっているのではないか。またアメリカと戦争をしたことを知らない若者もいる。当時、二人の軍人が百人切りを競い合って、ともに百人切りを到達した写真が、新聞に掲載されていた。その写真のコピーをもっている。という話もでました。事実を知ることは、友好のためにも、大切なことだと思うという意見がだされました。

 

 安倍首相:防衛庁が防衛省になり、教育基本法が国会を通るなど、日本の軍国主義化が進んで不安ではあるが、安倍首相の思ったとおりには進まないのではないか。(ちょっと楽観的すぎるかも)

 

 36会:日中友好について話し合うために、具体的な資料(日本、中国の新聞報道など)を持ち寄って話し合うのが良いのではないか。次回からできるだけそうしよう。

 中国の水問題:興津さんから、学術的な資料が配られ、特に北京の水道水の料金の問題について、解り易く説明があった。話は砂漠化、工業汚染、生活汚水、海水の淡水化などなどへと発展した。

 

 第二回中国人の日本語作文コンクール作品集「壁を取り除きたい」がこのたび出版され、すでにこの本を読んだ坂本さんから、「とても感動して涙がでた。」と感想が述べられた。このような日中友好を深める出版を段躍中さんが取り組んでおられるのですが、あまり読まれていないと聞きました。わたしたちが買って読むだけでなく、住まいの近くの図書館で買ってもらうように、働きかけましょう。ということになった。皆さん是非よろしく!

 

 36会:次回は1月20日です。ではよい年をお迎えください!過個好年!

 

(文責:安藤会員、写真撮影:段躍中の息子・7歳)