開催報告・編集後記

 

「第二回日本人の中国語作文コンクール」を、昨年に続けて多くの困難を克服して開催することができました。ここでご協力、応援してくださった関係者の皆さんに心から御礼を申し上げます。

 

第一回同様、原稿募集の締め切り期限を2ヵ月ほど延ばしました。そして、最終的には、228本の原稿を寄せて頂きました。改めて応募者の皆さんをはじめ、後援団体の皆さん、審査員の皆さんに感謝の意を表します。

後援団体一覧は以下の通りです(順不同)。

中華人民共和国駐日本国大使館

人民日報社人民網

中国青年報

北京青年報

(財)日中友好会館

日中文化交流協会

日中友好議員連盟

(社)日中友好協会

(社)日中協会

日本国際貿易促進協会

日本華人漢語教師協会

福井華僑華人聯誼会

日本中国語検定協会

日本中国友好協会

日本ビジネス中国語学会

日中文化交流センター

 

募集段階及び締切延期後においては、多くのメディアが募集と延期の案内を掲載して下さいました。改めて御礼を申し上げます。

 

作文の審査において、第一次審査は王征さん(共同通信社中国語ニュース室記者・共同網編集者)と段躍中が担当しました。第二次審査では、以下の10名が担当しました。

 

于 青 人民日報東京支局長

王 敏 法政大学教授

王曙光 拓殖大学教授

朱建栄 東洋学園大学教授

莫邦富 ジャーナリスト

趙 軍 千葉商科大学教授

裴 軍 中国青年報東京支局長

劉 傑 早稲田大学教授

※外部審査委員は氏名画数順。235頁の「審査委員コメント」をご参照下さい。

張景子 日本僑報社社長

段躍中 日中交流研究所長(※最優秀作文に関するコメントをご参照下さい。)

 

なお、より公平を期するため、二次審査のときは、応募者氏名と所属名称などを伏せて対象作文を審査委員に配布しました。

 

第二回からは、顧問に劉徳有先生が就任して下さいました。そして、本書のために、先生から推薦文を寄せて頂きました。先生のご支援に心から感謝致します。

 

また、今回新しく「佳作賞」を設けました。「最優秀賞」及び「一等賞」〜「三等賞」は第一回と同じく36名でしたが、多くの優れた作品を表彰するため、56名(学生の部17人、社会人の部39人)の応募者に「佳作賞」を授与しました。本書の冒頭に受賞者名簿を掲載していますので、ぜひご参照下さい。

 

本書に掲載しました作文は、最低限の校正しか行わず、中国語として不自然な部分が多少あっても参加者の努力のあとが見えるものと考え、残してあります。日本語の訳文は、全て本人が翻訳したものです。そのため、不統一と感じられる部分もあるかと思いますが、ご理解の程よろしくお願い申し上げます。

 

本コンクールの「中国大使賞」設立に多大なご支持を下さった中国大使館の于淑媛総領事、李輝一等書記官に御礼を申し上げます。

 

なお、表彰式には、全日本空輸株式会社、カシオ計算機株式会社からご協賛いただきました。ここに感謝の意を表します。

 

日中国交正常化35周年に当たる2007年、この中国語作文コンクールは第三回となります。多くの困難もあると思いますが、一所懸命に頑張る所存です。皆さんの引き続いてのご協力を心からお願い申し上げます。

第二回受賞作品の編集に当たって、受賞者の顔写真を掲載致しました。数名の方は写真を提供されなかったため、略歴だけ掲載しました。

第一回コンクール及び表彰式に関する報道記事は、付録として本書に収録しました。

 

本書の編集に当たり、中国語文章の校正は、王征さん、趙新利さん(早稲田大学留学生)、日本語訳文の校正は大庭美樹子さん、たんにかさんにご協力頂きました。ありがとうございます。

日中交流研究所長 段 躍 中 

2006.2.22

 

 

審査委員のコメント

 

于 青先生 内容真實,情節感人,層次清楚。

王 敏先生 作文十分出色,均打了高分,祝事業日益興隆!

王曙光先生 まさに、二回目の収穫期を迎えたような感動がありました。昨年のすばらしき秀作がまだ記憶の隅に残る初冬の頃、熱い脈動が再びこころを衝きあげてきます。すべての投稿者に感謝の意を伝えたい。作文のテクニックをはるかに超えた情熱と誠実が溢れる数々の作品は、今年もまた小生の混沌たる日々に、透徹なせせらぎにも似たような清新さを与えてくれたから。

朱建栄先生 いずれも心打たれる文章で、コンクールの実施は大変な苦労を伴うが、価値あるものだと思う。

莫邦富先生 子供を連れて中国に留学する話は非常に感動しました。優佳という子に会いたくなるくらいです。

趙 軍先生 日中関係がかなり困難な時期に開催された今回の中国語作文コンクールの作品を拝見し、多くの参加者は自らの体験談や見聞などに基づいて日中間相互理解の道を拓こうとする姿勢に感心・感動しております。中国語作文のレベルも高まっていると感じました。引き続きのご努力に期待しております。

裴 軍先生 投稿人的年齢、身分、背景雖不相同,但他門対于学習中文的執着信念是相同的,令人欽佩。同時,大家都感到両国人民之間交流的重要性,表現出愿為中日友好架橋的良好心願。

劉 傑先生 中国語作文コンクールの作文をたいへん面白く拝見しました。どれもすばらしい内容で、このなかから順位を決めるのはとてもつらいことです。応募者の中国に対する気持ち、日中関係への強い熱意に心を打たれました。(※劉先生はアメリカ滞在中にもかかわらず、ご採点ありがとうございます。)

審査委員の皆さん、ご採点とコメントありがとうございました。

 

 

■報道記事

「第二回日本人の中国語作文コンクール」受賞者決定

小学校二年生の安部京さん(学生の部)

会社員の大庭美樹子さん(社会人の部)

最優秀賞(中国大使賞)受賞

 

日本僑報社・日中交流研究所主催、中国大使館・人民日報社人民網・日中友好7団体など後援の「第二回日本人の中国語作文コンクール」は、8ヶ月にわたる原稿募集、第1次審査、第2次審査を経て、新年1月下旬、正式に36名の受賞者を決定した。小学校二年生で、8歳の安部京さん(学生の部)、と東京都在住、貿易会社社員の大庭美樹子さん(社会人の部)が最優秀賞(中国大使賞)を受賞された。

日中交流研究所長段躍中氏によると、今回のコンクールは20064月にスタート、最初は原稿締め切りを8月末としたが、応募原稿が数十編しかなかったため、締め切りを2ヶ月延期したところ、10月末までに228編の応募原稿が集まった。学生の部91人、社会人の部137人。その内、日本在住の応募者は208人で日本の35の都道府県に分布し、中国から送付された原稿は18編で、北京、上海、広州、昆明重慶、天津、深せん(zhen)、瀋陽、厦門、香港などの10都市から送られたものだった。さらにはアメリカや韓国在住の方からの応募者もいた。応募者の範囲は小学生から博士まで、主婦から定年した大学の教授まで、趣味として中国語を学んでいる方から中国語を仕事として頑張っている方までさまざまである。

36人の受賞者の内、最優秀賞は2人。学生の部最優秀賞の受賞者は、神奈川県鎌倉市立御成小学校二年生の安部京さん(8歳、女)。作文は「楽しい中国」(中国語題名は《快楽中国行》)。両親と一緒に上海滞在3年間の生活・入学体験を子供の言葉でまとめた。社会人の部最優秀賞の受賞者は、東京都在住の貿易会社社員の大庭美樹子さん(35歳)。作文は「娘を伴っての中国留学」(中国語題名は《女児陪我去留学》)で、娘(7歳)を連れてまで中国留学へ行った情熱、母親としての苦悩と子供の成長の喜び、そして中国人との心の交流を描いている。

今回の受賞者中、最年少は8歳で、最年長は75歳。最優秀賞各1名のほか、一等賞4名、2等賞10名、3等奨20名。

今回の作文コンクールの受賞作品は、日本僑報社が編纂し、書名を『女児陪我去留学』に日中対訳本の本として、20063月に出版する。表彰式は330日午後、東京で行う予定。段躍中氏は、「このイベントが日本人の中国語を学ぶ原動力になったらと、また、このイベントによって中日両国の民間の相互理解を促進できればと、願っております」と語っている。

日中国交正常化35周年と2007年日中文化・スポーツ交流年を記念して、第三回日本人の中国語作文コンクールは4月からスタートする。主催者の日中交流研究所は例年より多くの方々のご参加を期待している。

(中国新聞社2007.2.1報道の和訳)